プチ心理学(2) マシュマロ・テスト

みなさんは,食べてはいけないよと言われているのに
目の前においしいものがあったら我慢できますか?
まあ,大人なら状況を考えて我慢もできるでしょうが
小さい子どもだったらどうでしょう?

今日は前回書いた講演の中で話があった「マシュマロ・テスト」の話。
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ウォルター・ミシェルという心理学者が,
子どもに対してこんな実験を行いました。
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実験者はある部屋にいる4歳の子どもにこう言いました。
「私はちょっと用事で出て行きます。ここにマシュマロがありますが
私が帰ってくるまで待てたら,もう1つあげます。
でも,帰ってくるまで待てなかったら,
ここにあるマシュマロを1つだけ食べていいですよ。」


そして彼は15分ほどの間,部屋からいなくなります。
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この実験は1970年に行われ
最終的には600人が参加しました。

さて,目の前においしそうなマシュマロを置かれた子どもたち。
15分我慢できればもう1個もらえる。
我慢しなければ,2個目はない。


歌を歌ったり,手で目隠ししたりと,食べるのを我慢する子どもたち。
中には,我慢できずに食べてしまう子どももいます。

これは最近行われた実験の動画です。
我慢する子どもたちのかわいい姿が見られます。




さて,この実験の目的はと言うと・・・

我慢してマシュマロをもう1個もらった子どもと
我慢できずに1個を食べてしまった子どもが大きくなった
その後の違い
をミシェルは調べたんです。
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彼は被験者の子どもたちを高校卒業まで追跡調査しました。

大学適性試験において
「我慢した子ども」は言語分野平均610点,数学分野平均652点。
「我慢できなかった子ども」は言語分野平均524点,数学分野平均528点
でした。

「我慢した子ども」は「我慢できなかった子ども」と比べ
対人関係の能力やストレス耐性に優れ,
しかも学業も優秀という結果
が出たのです。


この話は「欲求不満耐性が大事」ということの例としてよく使われています。
別の見方で考えると「気をそらす方法を考えるのが上手」な子どもは
「どうすればいいかを考える能力」が優れている
とも言えます。

「自制心」「セルフコントロール」などと呼ばれている
「将来のより大きな成果のために,自己の衝動や感情を
コントロールし,目先の欲求を辛抱する能力」が,
社会における成功に重要
であるこということです。

ちょっと気になるのは,どれくらいの子どもが2個目のマシュマロを
手に入れることができたか
です。

ミシェルの実験では3分の1ほどであったそうです。


実験を行った日本の子どもはこんな子がいたそうですよ。

「ママにも1個あげたいから,我慢したよ」・・・(涙)


最後に,
自制心を失いやすく育ってしまった子どもは手遅れなのでしょうか?

ミシェルはこのように答えているそうです。
「自制心を失いやすい人もいつも怒っているわけではない。
いつ,なぜ自制心を失うかを突き止めることで,
一時の情動を乗り越えられる」


「とはいえ,私は本当に変われるのだろうか」という疑問に
ミシェルはこう答えました。

「その気がありますか?」



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
選択問題(オリジナル)

「マシュマロ」の正しいスペリングを選びなさい。

ア mashmarro
イ mashmarrow
ウ mashmallow
エ marshmallow


ヒント
ノーヒントです。
もともとはビロードアオイという植物の名前です。
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正解は 

marshmallow  エ
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私の学校は今日から正式に2学期です。
頑張るぞー。


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