Haiku in English on Sunday (230) どんど焼どんどと雪の降りにけり

日曜日は俳句の紹介と英訳。
昨日の1月14日は仙台や宮城県では「どんと祭(さい)」と呼ぶ
注連縄などを焼く行事が行われました。
私も近所の神社に正月の飾りや古いお札(ふだ)を持っていきました。
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俳句の季語としては多くの歳時記では「左義長」が見出し語で,
1月14日の夜,または15日の朝,注連縄類を焚く行事です。

他にも「どんど」「とんど」「どんど焚く」「飾焚く」「注連焚く」と呼び,
宮城県では「どんと」「どんと祭」が一般的な言い方になります。
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どんど焼どんどゝ雪の降りにけり  小林一茶
(どんどやきどんどとゆきのふりにけり)

山本健吉著「俳句鑑賞歳時記」より。「七番日記」所収。

小林一茶の句について書くのは6度目でしょうか。
故郷の信濃(長野県)に戻ってからの一句です。
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アメリカの David G. Lanoue さんは俳句の研究家で,
なんと一茶の句を10,000以上英訳してサイトで公開しています。
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彼の訳はこうなっています。1818は制作年。
 
1818
どんど焼どんどと雪の降りにけり
dondo yaku dondo to yuki no furi ni keri

New Year's bonfire
and a New Year's snow
coming down

Issa repeats and puns with the word, dondo, which refers to a Little New Year's bonfire and also describes the faling of the snow: "rapidly." In my translation, I try to match this effect with the repetition of "New Year's." On Little New Year's, the day of the year's first full moon ( First Month, 15th day), New Year's decorations of pine-and-bamboo and sacred Shinto rope are burned.


一茶は「どんど」という言葉を繰り返すことで地口(ダジャレ)を言っている。「どんど」は小正月の焚き火のことであり,「どんどん」雪が降る様子を表している。僕の英訳では,「New Year's」を繰り返すことで,この効果に迫ろうとしている。1年の最初の満月の日である小正月(1月15日)には,松飾りや注連縄が燃やされる。

英語圏の人にわかるように解説し,さらに「どんど焼き」と
雪が「どんどん」降る様子を表したダジャレまでを英訳しようと
努力しています。

*「どんど焼」は山本健吉は「どんど焼き」と読んでいますが,
  Lanoue 氏は「どんど焼く」と読んでいます。



では,英訳してみます。

どんど焼どんどゝ雪の降りにけり  小林一茶

New Year's bonfire
Snow is falling
And falling



「どんど」の地口(ダジャレ)を訳すのは難しいです。
あえて falling を繰り返すことで調子を持たせました。

この句には,
火は上がるもの,雪は降るものという視点のおもしろさがあります。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
中学生にも解けるセンター試験。(H29大学センター試験)

空欄に入る語を選びなさい。

Today, in science class, I learned that salt water doesn't freeze (  ) 0 ℃.

ア at
イ in
ウ on
エ with



ヒント
「今日理科の授業で私は塩水は0度では凍らないと学んだ。」

温度につく前置詞を選ぶ問題です。




正解は
Today, in science class, I learned that salt water doesn't freeze ( at ) 0 ℃.

正解は at (ア)。


温度には at を使います。
ちなみに読み方は at zero degrees Celsius です。

Celsius (セルシウス)は
この温度の計り方を創案したスウェーデンの学者名。

摂氏の「摂」さんのことです。


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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
自分のこと
センター試験受験者は頑張ってほしいです。
でも,雪が降っている地域が多くあります。
この時期の全国的な試験はどうにかならないのでしょうか。





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この記事へのコメント

2017年01月15日 08:35
おはようございます。

 先生の英訳も素敵ですね。小正月の夜の静けさ、厳かさが伝わります。

 Lanoue氏の「小正月」の英訳、「the year's first full moon 」とされていることに感心しました。「小正月」は日本語で説明するのも大変難しい行事です。地方によって異なる多種多様の行事がありますし、その意味するところも多様です。「最初の満月の日」と簡潔に説明した所が”なるほど”でした。
2017年01月16日 05:58
あきあかねさん
おはようございます。拙訳をおほめいただきありがとうございます。確かにLanoueさんの英語解説はなるほどと思いましたし,「どんど」の繰り返しを英訳しようとした試みに一茶愛を感じました。日本の俳句が世界の人々に愛されていることを実感します。

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