じゃんけんグリコ(1) なぜ「グリコ」?

子どもの遊びに「じゃんけんグリコ」とか「グリコ」と呼ばれる遊びが
あります。道路や階段で,じゃんけんで勝った人だけが,自分が出
した「グー」「チョキ」「パー」に応じて進めるというもの。
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何歩進めるかは・・・
グーは「グリコ」で3歩。
チョキは「チヨコレイト」で6歩。
パーは「パイナツプル」で6歩。


グーは明らかに勝っても3歩で不利なのですが,
その駆け引きがおもしろいんですね。

今日の話は,なぜ「グリコ」だけが会社名? という話です。
(最近ラジオで聞いた話をまとめてみます。)

実はこの遊びにはバリエーションがあり,
グーは関東一帯では「グリコのおまけ」(7歩)という場所も
多く見られ,千葉県などに多いそうです。

また,「グリコのおまけつき」「グリコあめ」という地域もあったり,
ここ宮城県ではなぜか「グリコス」という意味不明の言い方も
あります。

北海道では広く「グズベリ」と言われるそうです。
「グズベリ」とはグズベリー(西洋スグリ)のこと。
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チョキは江戸川区では「チョキチョキばさみ」
パーは大分県では「パラシュート」,などいろいろあるようです。

まあ,気になるのは,やはりなぜこの遊びが全国的に行われていて
「グリコ」が多くの地域で関わってくるのか,ということ。
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話は戦前にさかのぼります。

1922年(大正11年)大阪の三越百貨店で栄養菓子「グリコ」を販売。
開発・販売したのは江崎商店。

1931年,会社は東京に進出。
1933年(昭和8年)2月16日,大阪朝日新聞にこんな広告が載ります。

「東京でハヤるジャンケンのよび方」
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この広告でグーが「グリコ」として紹介されると,
「グリコ」「チヨコレイト」「パイナツプル」という字数の数だけ
進むという遊びに,関西の子どもたちが変化させ,それが
全国に広まっていったそうです。


本当に東京でジャンケンで「グリコ」が使われていたかどうかは
わからないのですが,誰が仕掛けたかは次回以降。


最後に,グリコはこんなCMも放送していました。






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この記事へのコメント

2018年11月05日 08:24
おはようございます。

 民俗学では「学校方言」と言う用語があります。学校生活で使われる言葉や、子供の遊びに関する言葉に関してはとても狭いエリアの”方言”になっていまして、それを「学校方言」と呼んでいます。宮城県北の「ジャス」や「起立、注目、礼」」の号令、じゃんけんの時の掛け声や遊びの輪に加わるとき、加えるときの言葉なんかもこの「学校方言」ですね。これを専門に研究していらっしゃる方もいて、大変興味深い分野です。

 仙台市歴史民俗資料館の階段には、一段毎に「チヨコレイト」の文字が貼り付けてあるのですが、「グリコ」だけだったかな?「グリコス」だったけかな?
2018年11月05日 23:14
>北海道では広く「グズベリ」と言われるそうです。
 
 我が家の庭に今も有りますが
 ここでは、グスベリ・・と言っていました。
 浜弁は、訛るのですが
 グスベリ!とこの地域では、訛りませんでした。(*'▽')

 本当は、グズベリーなのに(大笑)
2018年11月06日 06:32
あきあかねさん
おはようございます。
貴重な情報ありがとうございます。
階段に文字が貼り付けてあるのは知りませんでした。「グリコス」は多賀城など一部の地域のようです。
「学校方言」という考えもおもしろかったです。鹿児島でのみ黒板消しを「ラーフル」ろいうとか,他にもありそうですね。
2018年11月06日 06:36
みなとさん
おはようございます。
ラジオでは「グスベリ」と最初言っていましたが,メールで「グズベリ」がたくさん来て,両方言っていました。きちんと書くべきだった。
情報ありがとうございます!

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