「アルプスの少女ハイジ」 (2) アニメだけのキャラクター

ヨハンナ・シュピリ作の「ハイジ」日本でアニメ化され「アルプスの少女ハイジ」として今でも知られています。原作に出てくる人々がアニメの中でもイキイキと描かれています。
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小さいころ,我が家の週一回の楽しみは家族で「ハイジ」をテレビで見ることでした。毎週楽しかったなあ。

ここでクイズです。
実は上の絵には様々なキャラクターが描かれています。
(この人だれだっけ? という人もいますが)
この中で原作にはないキャラクターは?

まさか,ペーター? 答えはあとで・・・。


アニメ版「ハイジ」は日本で作られました。
後のジブリの2大巨頭宮崎駿(左)が場面設定・画面構成。
高畑勲(右) が演出。
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もちろんこの2人を含むスタッフは原作を読み込み,実際にスイス高地などで現地調査(ロケハン)を綿密に行い作品に生かしました。

日本でアニメがヒットしたのは言うまでもなく,ヨーロッパでは最初に放送されたスペインで大ヒットしました。
スペインでは大人も見やすい時間帯に放送時間を変えてくれとデモまで起きたそうです。
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物語の舞台の1つでもあるドイツでも繰り返し放送され,ドイツの人々はそれが日本の作品とは知らずに見ていたそうです。

さて,先ほどのクイズの答えです。
原作には出てこないキャラクターは?
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正解は・・・

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アルムおんじが飼っているセントバーナードの「ヨーゼフ」です。
これは日本のアニメが設定したキャラクターで原作には出てきません。

アニメでは準主役級の扱いですが(笑)。
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ちなみに上の絵に描いてある,ヤギの「ユキ」は原作でも出てきます
角川文庫では「雪」という名前でけっこう出てきます。


最後に,世界中で放送されたアニメ「アルプスの少女ハイジ」ですが,舞台のスイスでは放送されていません
それは原作の世界と少し乖離しているからではないかと言われます。

原作は「信仰の大切さ」が最大のテーマとなっていますが,アニメでは宗教色を極力排除してあります。

また,スイスの典型的なイメージのセントバーナードの登場も受け入れられないかもしれないと国営テレビの担当者は考えたようです。

スイス人が日本を舞台にしたアニメを作ったら,われわれ日本人もどこか違和感を感じるかもしれませんね。



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