この島には1日おきに船が来る!?

いきなりですが,次の文はそれぞれどんな意味でしょう?
①このパネルは1秒おきに画像が変わる。
2oki4.jpg

②電車は1分おきに来る。
2oki3.jpg

③この島には1日おきに船が来る。
2oki.jpg

①と②はそれぞれ「1秒ごと」つまり「毎秒」,「1分ごと」つまり「毎分」という意味でとらえた人が多いのではないでしょうか。
(②は画像がちょっと強引ですが・・・)

でも,③の「この島には1日おきに船が来る」はどうでしょう?

8月7日に船が来たら,次に船が来るのはいつですか?
多くの人は8月9日と答えるのではないでしょうか。

「~おき」という言い方が,①②は「毎~」の意味で使われるのに対し,③は「1日あけて次の日」という意味で使う人が多い。
つまり,この「~おき」という言い方はあいまいさがあるために,NHKでは要注意の単語なんだそうです。

「1日おきに連絡するように」と言われたら,どうしますか?

ただ,一定のルールはあるようで,短い時間「1秒おき」「1分おき」は「毎秒」「毎分」と考える人が多いのに対して,時間の単位が長くなると「1つおいて次」の意味になるようです。

例えば
④「検定試験はひと月おいて行われます」はどうでしょう?
2oki5.jpg

多くの人は「2か月に1度」,つまり年6回のペースで試験が行われると考えるのではないでしょうか。

微妙なのは「1時間おき」という言い方です。
⑤「この駅に電車は1時間おきにとまります。」
2oki1.jpg

これは意見が分かれるところで,「毎時間電車がとまる」と考える人と「2時間に1度」ととらえる人に分かれるようです。
ちなみにNHKによると「1時間おき」については「毎時間」ととらえる人が全体的に主流なんだそうです。

誤解を招くようだったら,別の言葉に言い換えるのが正しいコミュニケーションといえます。
「1時間おきにメールで状況を知らせてください」と言っても,お互いが違う意味でとらえていたら,トラブルの元です。

英語では,この「おき」については every を使って表します。

バスは10分おきに出ます。
The bus leaves every ten minutes.

彼女は1日おきに(=2日に1回)出勤します。
She comes to work every other day. または
She comes to work every second day.

社長は2日おきに(=3日に1回)出勤します。(^^ゞ
Our boss comes to work every third day. または
Our boss comes to work every three days.



話を最初に戻せば,「おき」は時間を表す言葉との組み合わせによって意味が微妙に異なったり誤解を生む不思議な言葉です。




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この記事へのコメント

2019年08月08日 06:53
おはようございます(#^.^#)
なるほど。。おきは、不思議な言葉なのですね。

「おき」を使うと曖昧に伝わることが
あるということなのですね。わかりました(^_-)-☆
2019年08月08日 08:31
おはようございます。

 実は、この「~おき」という言葉は商談でも要注意ワードになっていまして、先輩に必ず確認するように、と指導されました。なので、私自身は出来るだけ使わずに、別の言葉に置き換えるようにしていました。例えば、「なか一日を置いて、」とか、「翌○日、〇曜日に」とか、「毎時何分ごとに、」とかです。約束した日時に誤りがあると大変失礼なことになりますし、場合によっては相手に損失を与えることにもなりますので。
 でも、「2mおきに幟を立てさせてください」なんていうのは普通に使っていたなあ(笑)。
2019年08月08日 22:35
オリンピックは、4年おきと考える人が多いですが、3年おきと考える人もいます。3年おきと考える人は、1秒おきは1、3、5秒・・、階段の1段おきは1、3、5段・・、一人おきは1、3、5人目・・と1つ飛ばして捉えていると思います。

でも数が大きくなると、「差の数」で考える人も「飛ばした数」で捉える人も、どちらも5→10→15・・、49→59→69・・、100→200→300・・は、5おき、10おき、100おきと捉えるようになります。(年、日、時間、秒、個、m、kgなど共通)

この現象は、時間の単位の大小で変わるのではなく、数が大きくなると次第におおまかに捉えるようになり、「飛ばした数・抜いた数」で捉えていた人も差で考えるように変化するためではないかと思います。
この変化が起こる数は「5」の手前あたりの気がします。
そのように感じましたが・・・。
2019年08月08日 22:42
みなとさん
こんばんは。この「おき」は時間の単位によって意味が変わってしまうという珍しい表現のようで,日常生活では使わないに越したことはないようです。ブログは「1日おき」くらいがいいけど,「毎日」書くよう心がけています!?
2019年08月08日 22:54
あきあかねさん
こんばんは。コメントありがとうございます。やはり言い換えたほうが誤解は少ないです。
この「おき」は距離だと,「1mおきに杭を打つ」「1段おきに階段をかける」となり,その間が「1m」「1段」なので誤解は少ないとか。
時間となると解釈に揺れが生じる。不思議ですねえ。
2019年08月08日 23:16
わけいさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
単位の大小ではなく,数が大きくなると大まかになるという推察を楽しく読ませていただきました。
年齢差はあるのかというと,NHKによると若者(10代)に「1日おき」を「翌日」ととらえる傾向がややあるんだそうです。また「部長は20日まで出社しません」という言葉を若者は「20日には会社に出てくる」ととらえる傾向にあるんだそうです。
困ったときわけいさんの新システムをまとめた記事を参考にさせていただくことがあります。今一番困っているのは,編集画面で一番下に「スマホプレビュー」「PCプレビュー」「保存する」という帯状のサブ画面のようなものが常に出ていることです。メイン画面にこれはあるのでいらないんですが,これがあるため,画像を挿入するときにはこれが邪魔をして最新の画像10個程度からしか選べず,少し前に保存しておいた画像が呼び起せません。困ったものです。皆さんには出ていないんでしょうか。