Haiku in English on Sunday (405) ウクレレに和音三つの端居かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。
俳句を勉強していたときに,季語かどうか迷って調べるということがありました。
その1つの例が前回の記事でも触れた「ウクレレ」です。

1chelseaukulele.jpg

南国ハワイの楽器として知られるので,どこか夏の季語のような感じもしますが,歳時記には載っていません。
まあ,楽器は1年中演奏されるものですし。

でも,探せばウクレレを詠みこんだ俳句はいくつか見つかります。
今日はその中の1つ。

ウクレレに和音三つの端居かな  田中 幸雪
(ウクレレにわおんみっつのはしいかな)

「新版・俳句歳時記」(雄山閣出版)より。
田中幸雪氏は1956年生まれの俳人。「麻」同人。

1tanaka.jpg

ここでの季語はもちろんウクレレではなく「端居」です。

「端居」は縁先でくつろぐことで夏の季語
納涼の意味が強く,季節的にはちょっと早いですね。

1hashii.jpg

いっしょに思い浮かぶのが,風鈴や浴衣,団扇,蚊取り線香,夏座布団。夕刻の「夕端居」なんていう季語もあります。

そして,この俳人は小道具として「ウクレレ」を持たせました。
和音(コード)3つと言うことは習いたてかな。

でも,コード3つでも弾ける曲があります。

例えばCMソングの「この木なんの木」



そしてハワイの曲「タフワフワイ」。動画ではメロディも弾いていますが。



そうなんです。この曲は牧伸二さんの「あーやんなっちゃった」の原曲です。

作者はひとり縁側でウクレレの練習に励んでいるのでしょう。
いや,手持無沙汰でポロンと弾いているだけかもしれませんね。



では,英訳してみます。

ウクレレに和音三つの端居かな  田中 幸雪

Sitting on a verandah
With my ukulele
Of three cords



西洋に「縁側」はないので,veranda(h) を用いました。
これは屋根付きの1階部分の張り出しを言います。

1verandah.jpg

縁側とベランダは違うけど,心情的には同じかな。


最後に私も1つだけ昔ウクレレの句を詠んで,有馬朗人先生に採っていただいたことがあります。

ウクレレに手の馴れ初めば秋の風  リアルET


お粗末様でした。
<(_ _)>




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この記事へのコメント

2020年05月24日 09:16
おはようございます。

 「Play ukulele」ではなく、「With my ukulele」にしたところに面白みを感じました。

 先生の句も素敵ですね。習い始めの動機が「秋風」というのが…
リアルET
2020年05月24日 10:07
あきあかねさん
こんにちは。せっかくなので、ウクレレで少し明日から書いてみます。
ウクレレのきっかけという意味で秋風を書いたわけではなく、やっとウクレレに手が馴染んだと思ったらもう秋の風かあ、という意味で書いたのですが、馴れ初めがいけなかったようです。「慣れ染めば」か。
ありがとうございました。
2020年05月24日 23:09
こんばんは!
先生の句第2弾 有難うございました(#^.^#)
ロマンチックな句で、良い句ですね👏
ハワイアンがお好きでしたか? 今も、弾かれますか?

長男は、今でも独学で、ピアノを弾き、ケイナを吹き、
親戚の結婚式で演奏したりしています。
2020年05月25日 23:33
みなとさん
こんばんは。拙句をほめていただきありがとうございます。最近ウクレレは日ごと弾きたいという欲求が高まります。
長男さんは人前で演奏するなんてすごいなあ。私もいつかは仙台定禅寺ジャズフェスティバルの野外演奏に立てたらいいなあ。