スコップとシャベル(2) 定義

前回は「スコップ」と「シャベル」の呼び方が関東と関西では逆になることについて書きました。

shovel3.jpg

国語辞書の定義ではよくわからなかったので,製品として,日本産業規格(JIS)ではどう定義しているのでしょう?

JISでは,「ショベル及びスコップ (Shovels and Scoops)」として規格化されていて,原案作成は,全国ショベル・スコップ工業協同組合で,1954年だそうです。

JISでは・・・
足をかける部分があるものをショベル(シャベルではなくショベル),ない物をスコップと記されているそうです。

つまり,JISは関西パターンですね。

shovel6JIS.jpg

JISでは「Shovels and Scoops」と英語表記していますが,英語の定義を見てみましょう。
ロングマンから。

shovel
a tool with a rounded blade and a long handle used for moving earth, stones etc

(土や石などを移動するために使われる丸い刃と長い柄がついた道具)


「長い柄がついた」とありますので大きい方の道具ですね。

前回,スコップはオランダ語から来たとありましたが,scoop は同じ語源によるものと思われます。

scoop
a round deep spoon for serving food, for example ice cream or mashed potato

(アイスクリームやマッシュポテトのような食品を取り分けるための丸くて深いスプーン)


こちらは小型の道具になります。

英語もまた関西パターンですね。

shovel7.jpg

つづく。





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この記事へのコメント

2020年06月05日 09:20
おはようございます。

 どうやら私の”既読感”は、どこやらのネット記事のものだったようですね。良かった…
 
 ちなみに、自衛隊ではスコップを「えんぴ(円匙)」と呼んでいるのですが、私の車には米軍の払い下げの円匙が入れてあります。吹き溜まりでスタックした時にタイヤ周りの雪を除くためのものです。
 もとはキャンプの時のテント設営で廃水溝を掘ったり、生ごみや野○○を埋める穴を掘ったりするために購入しました(最近のキャンプ場ではこれは不可になっている所が多いです)。折り畳み式の、ブレードの角度が可変式のものです。なかなか便利なので、手入れをしながらもう30年ちょっと使っています。
2020年06月06日 06:47
おはようございます。
いろいろ調べていると「エンピ」もたくさん出てきますが,複雑になるので書きませんでした。円匙は「えんし」が正しい読み方ですが,「エンピ」が自衛隊などでよく使われるようですね。中には店に行っても通じないなんてのもあります。
なぜ関東ではスコップが定着したのかなあ。オランダ語だとすると江戸時代までさかのぼったりして。