「ものもらい」って何て言う?

前回,切り傷などに貼る「バンドエイド」の呼び方について書きました。
今回は目のデキモノ「ものもらい」についての短い記事です。

「ものもらい」は病名では「麦粒腫」と言うようです。
大辞林から・・・

もの-もらい【物貰い】
瞼(マブタ)にできる小さな腫れ物。麦粒腫(バクリユウシユ)。


9mono2.jpg

東日本では「ものもらい」が主流ですが,関西は「めばちこ」と言うようです。

9mono.jpg

東日本の「ものもらい」は,かつて他人からものを恵んでもらうとこの病気が治るという迷信があったことに由来するそうです。
関西圏の「めばちこ」は,この病気の患者が目をぱちぱちさせる様に由来するとか。

おもしろいのは,私が住んでいる宮城県では昔からこのものもらいのことを「ばか」と言います。
上の地図でも宮城県だけが異色です。

子どものころ,「目にバカできた~」なんていう会話をよく聞きました。

でも,この「ばか」は馬鹿者とか愚か者の「ばか」ではありません。

実は私が育った宮城県南部(仙南)では,草むらを歩いた後にズボンにくっつく草の実のことを「ばか」と呼んでいました。

9baka.jpg

これがズボンの裾につくと,それはもう取るのに大変。

それはまさに目にできる「ものもらい」と同じ意味・・・いらないものがついた! だったのではないでしょうか。

今回,この2つは語源が同じではないか! とハッと思ったのでした。




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この記事へのコメント

2020年07月30日 09:04
おはようございます。

 とうとう出ましたね、「ばか」が(笑)…
 仙台では使う人も少なくなりましたが、我々年代には広く知られた方言です。宮城県内でしか通じない、という事もよく知られていますね。
 しかし、それが「ひっつきむし」(オナモミ)の地方名が語源ではないか、という先生の考察、とても興味深く拝見しました。なるほどです。ひっつきむしを仙台でも「ばか」と呼ぶ事を、私は知らなかったからです。

 話は変わりますが、前回の記事のコメントに出ていた「赤チン(赤チンキ/マーキュロクロム液)」ですが、今でも少量ですが製造はされています。ただ、当然ながら置いている薬局は少ない(ほとんど無い)です。
 「赤チン」に毒性は少ないとされているのですが、殺菌剤としての機序が遊離金属水銀ですので、そこが使用を避けらられる要因になっています。ちなみに、昨年日本薬局方からは削除されています。
2020年07月31日 06:28
おはようございます。
私が育った仙南では,オナモミ以外にもズボンの裾にくっつくものを広く「ばか」と呼んでいました。
宮城県タレントの本間さんのナマイキTVのサイトに亘理町の方のこんな川柳?が見つかります。

「散歩あと 取りきれねぇくれ バカだらけ」

(散歩の後 取りきれないくらい バカだらけ)
※バカ=くっつく草の実を表す宮城の方言

やはり仙南の言葉なのかな。

赤チンの情報ありがとうございました。
昔はなんでも赤チンでした(笑)。