Haiku in English on Sunday (415) 大杉の真下を通る帰省かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。
早いもので8月というのにまだ授業は続き,東北地方は梅雨も明けないのに間もなく7日に立秋を迎えます。
一応基本的には今日が最後の夏の句ということになります。

俳句には不思議な夏の季語「帰省」があります。
実家には正月にも帰るし,お盆は秋にあたります。

でも,進学や就職で郷里を離れた子どもが初めて家に帰るのが夏休みということで,夏の季語とされるようです。


大杉の真下を通る帰省かな  黛 執
(おおすぎのましたをとおるきせいかな)

黛執(まゆずみしゅう)氏は1930年神奈川県生まれの俳人。
同じ俳人の黛まどかさん(左)の父親としても知られています。

黛執.jpg

1966年「春燈」入会,安住敦に師事。1993年「春野」創刊主宰。
俳人協会名誉会員,日本文藝家協会会員。

今日の句は「俳句発想法 歳時記 夏」より。第一句集「春野」所収。

文庫 俳句発想法歳時記 夏 (草思社文庫) - ひらの こぼ
文庫 俳句発想法歳時記 夏 (草思社文庫) - ひらの こぼ

この句は自分のことを詠まれたのでしょう。
大学は明治大学だったので,東京から神奈川の湯河原町の実家に帰った時のことでしょうか。

きっと必ず通る大きな杉の木があったのでしょう。
慣れ親しんだ大杉の下を通ると家はもうすぐ。久しぶりの家族です。



では,英訳してみます。

大杉の真下を通る帰省かな  黛 執

Going back home
Along and under
The big cedar tree



杉の木に the をつけることで「あの」「例の」感を持たせてみました。

ちなみに黛氏の故郷・湯河原には源頼朝も隠れるために身を寄せたという「土肥の大杉」という大木があったそうです。

doi.jpg

本当に立派な大杉ですね。
でも氏が生まれる前の1920年の台風で倒れてしまったそうなので,別の木のことなのでしょう。


私が「大杉」で思い出すのがこれまで書いたことがありますが,山形県鮭川村小杉地区にある「小杉の大杉」です。
「探偵ナイトスクープ」で取り上げられて以来,5,6回行っています。

9osugi.jpg

小トトロに似ています。
また,同じ山形県には米沢市李山に中トトロ,大トトロに似た「トトロの木」があります。

9osugi1.jpg

上の2つはどちらも私が撮りました。
また行ってみたいけど,外出はあまりしていません。

今年の帰省もコロナ禍で控える人も多いかも。




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