「白鯨」と日本と動詞の whale
前回,ハーマン・メルビルの「白鯨」について書きましたが,この小説は「Moby-Dick; or, The Whale」つまり「モービー・ディック,あるいは鯨」という原題がついています。

「モービー・ディック」は白くて巨大なクジラについた名前で,日本では映画でも「白鯨」として知られています。
大学時代に深夜にテレビで放送していたのを見たことがあります。
最近,リメイクがあったようですが,もちろん,グレゴリー・ペックがエイハブ船長を演じた映画です。
今回,文庫本をパラパラと見返すと,日本に関することも見られます。
まず,エイハブ船長,語り手イシュメール,そして親友となったクィーケェグらが乗るピーコォド号の「帆柱は,はじめのものは大風で折れて海中に落ちたので,日本の海岸のどこかで伐り出したかという話だ」そうです。

ちなみに,この帆柱を折った大風とは「日本島沖の颱風」で「帆柱三本折られた」のです。
しかも,エイハブ船長が片足を失ったのも「日本の沖」です。
また,鎖国のことについても書いてあります。
「もしあの二重に閉鎖された国,日本が,外人を迎えることがありとすれば,その功績を負わしめらるべきものもまた,捕鯨船のほかにはない。」
世界にはモービー・ディックのような名物クジラがいて,「日本王モークァン」の汐噴きは天空にかかる雪白の十字架のようなんだそうです。
その日本列島は「二フォン,マツマイ,シコケ」(本州,北海道,四国のこと)等の島々と書かれています。
さて,この小説の副題にもなっている whale はもちろん「クジラ」のことですが,動詞では「捕鯨に従事する」という言う意味もあります。
(例) go whaling 捕鯨に行く
また,これは語源は別だと思うのですが,別の動詞 whale があります。
whale
[intransitive] American English
to start hitting someone or something
自動詞 米語(人や物をたたき始める)
アメリカ英語で使うようです。
「モービー・ディック」は白くて巨大なクジラについた名前で,日本では映画でも「白鯨」として知られています。
大学時代に深夜にテレビで放送していたのを見たことがあります。
最近,リメイクがあったようですが,もちろん,グレゴリー・ペックがエイハブ船長を演じた映画です。
今回,文庫本をパラパラと見返すと,日本に関することも見られます。
まず,エイハブ船長,語り手イシュメール,そして親友となったクィーケェグらが乗るピーコォド号の「帆柱は,はじめのものは大風で折れて海中に落ちたので,日本の海岸のどこかで伐り出したかという話だ」そうです。
ちなみに,この帆柱を折った大風とは「日本島沖の颱風」で「帆柱三本折られた」のです。
しかも,エイハブ船長が片足を失ったのも「日本の沖」です。
また,鎖国のことについても書いてあります。
「もしあの二重に閉鎖された国,日本が,外人を迎えることがありとすれば,その功績を負わしめらるべきものもまた,捕鯨船のほかにはない。」
世界にはモービー・ディックのような名物クジラがいて,「日本王モークァン」の汐噴きは天空にかかる雪白の十字架のようなんだそうです。
その日本列島は「二フォン,マツマイ,シコケ」(本州,北海道,四国のこと)等の島々と書かれています。
さて,この小説の副題にもなっている whale はもちろん「クジラ」のことですが,動詞では「捕鯨に従事する」という言う意味もあります。
(例) go whaling 捕鯨に行く
また,これは語源は別だと思うのですが,別の動詞 whale があります。
whale
[intransitive] American English
to start hitting someone or something
自動詞 米語(人や物をたたき始める)
アメリカ英語で使うようです。
この記事へのコメント
「whale」→「人や物をたたき始める」、という米俗語、どういう経緯で生まれたのでしょう? ちょっと興味が湧いてきます。
幕末期のアメリカやイギリスの捕鯨船は、仙台とも無関係ではないですね。たびたび三陸沖に現れています。
当時のアメリカやイギリスでは工業用の油(鯨油)を採る目的で盛んに捕鯨が行われていました。初めは北大西洋が漁場だったのですが、より大量に、効率的に採捕できる漁場として太平洋に漁場が移りました。その際の水や薪の補給場、嵐の差異の避難所として日本に目を付けた訳です。
「白鯨」はこの時代のお話でしたね。
こんばんは。
weal という「みみずばれ」の意味の名詞があります。これは動詞の whale とは語源が同じようで,昔は wale で,ここから2つの言葉に発展したようです。
外国からくるALTは昔給食でクジラ肉が出たというとみんなびっくりします。あれだけ捕鯨に熱心だった国がなぜ捕鯨反対になったのか不思議です。
アメリカについては捕鯨船のおかげでジョン万次郎は命を助けられ,帰国してからは大きな仕事をしました。
おしかホエールランドが先月,震災以来やっと開業しましたね。ALTが訪ねても,理解はしてもらえるかは疑問です。