Haiku in English on Sunday (136) 四人家族の二人は子ども野に遊ぶ

日曜日は俳句の紹介と英訳。
こちら仙台は梅が咲いています。桜の便りも北上してきました。
昨日は非常に暖かい一日でした。

そんな日は近くの公園や野原を歩いてみたくなります。
よく見ると,スミレでしょうか小さな草花が出ています。
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「野遊び」「ピクニック」は春の季語
これからお弁当を持ってピクニックなんていいですね。

四人家族の二人は子ども野に遊ぶ  大串 章
(よにんかぞくのふたりはこどものにあそぶ)

大串章(おおぐしあきら)さんは1937年(昭和12年)佐賀県生まれ。
若い頃から俳句に興味を持って「毎日中学生新聞」に投句。
京都大学経済学部に入学し,同人誌「青炎」や「京大俳句会」に参加。
企業に就職後は大野林火主宰の「濱」に参加。
1994年「百鳥」を創刊し主宰
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私にはNHKの俳句番組の印象が強い俳人です。
個人的には俳句誌で6度採っていただき
「推薦」「秀逸」もいただいたので親近感があります。

この春の句は佳作をいただきました。

去る者は追はず弥生の別れかな  リアルET


さて,今日の一句です。

「四人家族」と聞くと
両親と子ども2人という印象が強いのではないでしょうか。

「四人家族の二人は子ども」の部分に
自分のことを重ね合わせる人も多いかもしれません。


自分が子どもだったとき,あるいは親になって。
そんな核家族化をとらえた10音が共感を呼びます。

そんな4人家族が野に遊びに来ました。
子ども2人は野に遊び,それを見守る親2人

また,年配の方で子どもが巣立った方なら
昔のことを懐かしく思い出させるかもしれません。

一見, 4-2=2 の何気ない句ですが,数学用語で言えば
最大公約数的に共感を呼ぶ句ではないでしょうか。


では英訳してみます。

四人家族の二人は子ども野に遊ぶ  大串 章 

Two children play
In the spring field
A family of four



「四人家族」を最後に持ってきて
直訳を避けると同時に,残る2人にも焦点を少し当ててみました。




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