Haiku in English on Sunday (455) 藤棚の真下どちらが揺れてゐる
日曜日は俳句の紹介と英訳。
先週あえて初蝶の句を書いたと思ったら,その後,黒いアゲハチョウを見ました。
「蝶」が春の季語に対して,「揚羽蝶」は夏の季語。
先日5月5日は立夏,確実に季節は進んでいます。
ですから今日は夏の句,とも思ったんですが,昨日はきれいな藤の花をたくさん見ました。

「藤」「藤の花」「藤棚」は春の季語ですが,仙台ではこれからが見頃。
橋の横,川沿いの藤の花。

大木と藤の花。

藤棚の真下どちらが揺れてゐる 井上菜摘子
(ふじだなのましたどちらがゆれている)
坪内稔典著「俳句いまむかし」より。
井上菜摘子氏は1944年生まれの俳人。

藤の花は繊細で,少しの風にも揺れ動きます。
そんな藤の花を見ていると,花が揺れているのか自分が揺れているのか。

藤の花の本質を突くいい句ですね。
では,英訳してみます。
藤棚の真下どちらが揺れてゐる 井上菜摘子
Under the wisteria
Which are swaying...
Flowers or me?
本来,揺れているのは私? と聞いているので主格の I が正しいのかもしれませんが,答えとしての「私」で me にしました。
俳句のおもしろさは,いろいろな読み方が可能ということです。
今日の句は,藤棚の真下の男女,どちらの心が揺れているのか,というふうに恋愛の句として読めないこともありません。
心が揺れているのは,自分なのか相手なのか?
俳句は短いゆえに,その多義性は避けられません。
先週あえて初蝶の句を書いたと思ったら,その後,黒いアゲハチョウを見ました。
「蝶」が春の季語に対して,「揚羽蝶」は夏の季語。
先日5月5日は立夏,確実に季節は進んでいます。
ですから今日は夏の句,とも思ったんですが,昨日はきれいな藤の花をたくさん見ました。
「藤」「藤の花」「藤棚」は春の季語ですが,仙台ではこれからが見頃。
橋の横,川沿いの藤の花。
大木と藤の花。
藤棚の真下どちらが揺れてゐる 井上菜摘子
(ふじだなのましたどちらがゆれている)
坪内稔典著「俳句いまむかし」より。
井上菜摘子氏は1944年生まれの俳人。
藤の花は繊細で,少しの風にも揺れ動きます。
そんな藤の花を見ていると,花が揺れているのか自分が揺れているのか。
藤の花の本質を突くいい句ですね。
では,英訳してみます。
藤棚の真下どちらが揺れてゐる 井上菜摘子
Under the wisteria
Which are swaying...
Flowers or me?
本来,揺れているのは私? と聞いているので主格の I が正しいのかもしれませんが,答えとしての「私」で me にしました。
俳句のおもしろさは,いろいろな読み方が可能ということです。
今日の句は,藤棚の真下の男女,どちらの心が揺れているのか,というふうに恋愛の句として読めないこともありません。
心が揺れているのは,自分なのか相手なのか?
俳句は短いゆえに,その多義性は避けられません。
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