テーマ:俳句

Haiku in English on Sunday (439) 天の下人の小さきとんどかな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 先日14日には宮城県では「どんと祭」と呼ばれる行事が行われ,多くの神社で松飾りなどを燃やす行事がありました。 これは近所のどんと祭の様子。 俳句の新年の季語としては主に「左義長」と呼ばれ,他には「どんど」「とんど」「飾り焚く」「注連焚く」などがあります。 松飾りや注連飾り,書初めなどを集め…
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Haiku in English on Sunday (438) 朝凍つるあの日に戻る心あり

日曜日は俳句の紹介と英訳。 明日は成人の日ですが,多くの式典は今日行われるようですが,コロナ禍のために中止や延期もあるようです。 素朴な疑問なのですが,市町村は成人の日の式典を必ず行わなければならないものなのでしょうか? どこかに明文化されているのでしょうか? 成人の日の句はこれまでに何度か書いてきたので,今回は今年の異…
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Haiku in English on Sunday (437) 売初や町内一の古暖簾

日曜日は俳句の紹介と英訳。 今日3日は日曜日なので,明日はもう仕事始めです。 みなさんはどのような三が日をお過ごしでしょうか。 これは元日の東北最大級のショッピングセンターの「初売り」。 けっこう人が出ていました。 通常,仙台中心部の初売りは昨日の1月2日。 今年はコロナ禍で福袋を予約制にしたり密を避けている…
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Haiku in English on Sunday (436) 下駄買うて箪笥の上や年の暮

日曜日は俳句の紹介と英訳。 年の瀬ですね。言うまでもなく「年の瀬」「年の暮」「年末」「年の果」はこの時期の季語です。 これは昨日のコストコ富谷店。富谷は仙台の隣の市。 開店間もないのに,もう駐車場はいっぱいです。 (妊婦さんとご高齢者は開店前に買い物ができる時間帯があります。) 店内は年末年始の買い物で大賑…
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Haiku in English on Sunday (435) 夕焼けてなほそだつなる氷柱かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 去年は雪かきをするほどの降雪はほとんどなかったと記憶しているのですが,仙台の特に西部では,今年はいきなり大雪の1週間です。 今日も降っています。何度雪かきしていることか。 近所ではさっそくこんなつらら(氷柱)を見ました。 (氷柱はもっと寒くなる1月や2月という印象があるのですが。) …
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Haiku in English on Sunday (434) 遠山に日の当りたる枯野かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 天気予報によると,こちら仙台も今晩,あるいは明日以降,雪が舞うかもしれません。 これは11月末の泉ヶ岳の様子。 自分のいるほうは曇っていますが,泉ヶ岳のほうには少し日が当たっています。 遠山に日の当りたる枯野かな  高浜 虚子 (とおやまにひのあたりたるかれのかな) 俳句界の巨…
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Haiku in English on Sunday (433) 人参を抜き大山を仰ぎけり

日曜日は俳句の紹介と英訳。 最近,スーパーには年中同じ野菜が並び,季節の野菜という感覚が薄れてきています。 「にんじん」(人参)は冬の季語ですが,年中カレーに入れるし,いつ行っても行儀よくスーパーに並んでいます。 こちらはとれたてニンジン。(Wikipedia からお借りしました。) 人参を抜き大山を仰ぎけり…
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Haiku in English on Sunday (431) 金網にボールがはまり冬紅葉

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨日朝早く,仙台市青葉区花壇というところを通ったら,7時台にもかかわらずグランドで何かしています。 銀杏はまだまだきれいで,山には冬紅葉,テレビ塔も見えます。 いったい何をしているのでしょうか? 手に持っているものから考えるとラクロスでしょうか。 このグランドは東北大学評定河…
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Haiku in English on Sunday (430) 落葉無心に降るやチエホフ読む窓に

日曜日は俳句の紹介と英訳。 仙台市泉区古内に賀茂(かも)神社という神社があります。 これは先週の賀茂神社の鳥居。 真っ赤になった楓の葉がきれいです。 これは昨日の別の通り。歩道や路上には落葉が積もっています。 季語で言えば,「紅葉」は秋の季語。「落葉」は冬の季語です。 落葉無心…
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Haiku in English on Sunday (429) 生きるの大好き冬のはじめが春に似て

日曜日は俳句の紹介と英訳。 今年も残すところあと2か月を切り,昨日は立冬でした。 仙台から見える蔵王連峰には雪が積もりました。 立冬からしばらくの時期は「初冬」ですが,俳句の世界では「しょとう」という言い方は収まりがよくないので,「はつふゆ」と読むことが多いです。 他にも季語としては「冬初め」「冬浅し」などがあり…
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Haiku in English on Sunday (428) 行く秋や思ひ返して出さぬ文

日曜日は俳句の紹介と英訳。 早いもので今日から11月。今度の土曜日は立冬です。 でもここ仙台はこれからが紅葉が見ごろで,秋が深まるという感じです。 そんな中,昨日部活帰りに宮城県美術館に行ってきました。 「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」が今日11月1日で終了。 1度来たのに休館日で,ぎりぎり間に合いました。…
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Haiku in English on Sunday (427) 父がつけしわが名立子や月を仰ぐ

日曜日は俳句の紹介と英訳。 1週間前は尾崎放哉の自分と母に関する句について書いたので,今日は父との関係についての句です。 高浜虚子の次女として生まれ,ときには「天才」とまで称される星野立子の一句です。 父がつけしわが名立子や月を仰ぐ  星野 立子 (ちちがつけしわがなたつこやつきをあおぐ) 「現代俳句 上」…
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Haiku in English on Sunday (426) 漬物桶に塩ふれと母は産んだか

日曜日は俳句の紹介と英訳。 前々回,タモリさんや萩本欽一さんの「仕事」に対する考え方について書きました。 ショービジネスの世界ではチャンスをつかめる人はごくわずかだと思います。 仕事についてこんな一句があります。 自由律俳句の代表のような尾崎放哉の句で,彼の句はおそらく3度目です。 漬物桶に塩ふれと母は産んだか…
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Haiku in English on Sunday (425) 浜風に一喜一憂若き日々

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨夜から何度もパソコンがシャットダウンし,やっと回復しました。 短く書きます。 浜風に一喜一憂若き日々  江夏 豊 (はまかぜにいっきいちゆうわかきひび) 元プロ野球選手,江夏豊さんの俳句を取り上げるのは2度目。 過去記事は → こちら 今日の一句は坪内稔典著「俳句い…
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Haiku in English on Sunday (424) 秋の雲ちぎれちぎれてなくなりぬ

日曜日は俳句の紹介と英訳。 10月に入って秋を感じることが多くなってきました。 以下はすべて昨日私が撮った写真。 本来は秋の季語らしく自然の朝顔は今でも盛りです。 カンナも秋の季語。 彼岸は過ぎましたが彼岸花(曼殊沙華)。 コスモス。和名は秋桜(あきざくら)。 すすき(薄…
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Haiku in English on Sunday (423) 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 最近,盛岡に行く機会がありました。これは岩手銀行赤レンガ館。 今回初めて訪れた石川啄木新婚の家。 歩いていける距離にマスクをした宮沢賢治がいました。 盛岡出身の俳人と言えば山口青邨です。 私は青邨の流れをくむ結社の句会で俳句を勉強していたので,私にとっては大先…
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Haiku in English on Sunday (422) 涼新た居間に広がる子の線路

日曜日は俳句の紹介と英訳。 最近は朝晩,涼しさ感じます。 「涼し」は夏の季語で,暑さの中に一点の涼しさを求めて使われますが,本当に涼しいのは秋。 秋の季語としては「新涼」「涼新た」「秋涼し」などがあります。 涼新た居間に広がる子の線路  谷口 摩耶 (りょうあらたいまにひろがるこのせんろ) 谷口摩耶(たにぐちまや…
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Haiku in English on Sunday (421) 稲妻や白き茶わんに白き飯

日曜日は俳句の紹介と英訳。 厳しい残暑が落ち着いたかと思ったら不安定な天気が続いています。 急に稲光が光ったり,豪雨の中運転するのはちょっと怖いです。 俳句では「雷」は夏の季語で雷鳴がとどろき,よく雨を伴います。 「稲妻」「稲光」はその光が稲を実らせるとされ,秋の季語とされます。 稲妻や白き茶わんに白き飯 …
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Haiku in English on Sunday (420) 街燈は夜霧にぬれるためにある

日曜日は俳句の紹介と英訳。 9月に入ったと思ったら,近くのツタヤでは夏の文庫本フェアが取り払われ,そこには来年の手帳が並び始め,ちょっと驚きました。 夜になると涼しさを感じるし,虫の声も聞こえてきます。 先日,昼と夜の気温差のせいか,ビルの上の方が霧にかすんで見えました。 微細な水滴が空中に浮いているものを霧と言…
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Haiku in English on Sunday (419) 西瓜食べながら語れるほどの恋

日曜日は俳句の紹介と英訳。 最近スーパーからスイカ(西瓜)が日ごとに少なくなっているように感じたので,聞いてみるとスイカの旬はもう終わったのだそうです。 ですからあまり入荷もせず,売っているものも値段は高めです。 でも,仙台から山形へ向かう県道沿いのある店では,まだまだスイカの名産地・尾花沢市のスイカがたくさん売られています。…
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Haiku in English on Sunday (418) 秋暑しあとひとつぶの頭痛薬

日曜日は俳句の紹介と英訳。 まだまだ暑い日が続いています。 暦の上では秋でも,まだこんな夏らしい雲が見られます。 「残暑」「秋暑し」は秋の季語ですが,実際は秋分あたりまでが本格的な夏と言っていいでしょう。 秋暑しあとひとつぶの頭痛薬  岬 雪夫 (あきあつしあとひとつぶのずつうやく) 「俳句」(2013年…
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Haiku in English on Sunday (417) 玉音を理解せし者前に出よ

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨日は日本にとっての終戦日でした。アメリカ人にとってはドイツとの戦いもあり,また常にどこかの国と戦闘状態にあるので「終戦日」という概念がないと聞いたことがあります。 この時期になると,第二次世界大戦や太平洋戦争を特集した番組がよく放送されます。 今年はNHKのETV特集「“焼き場に立つ少年”をさがし…
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Haiku in English on Sunday (416) マリが住む地球に原爆などあるな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 今日は奇しくも長崎原爆投下の日と日曜日が重なりました。 長崎にはこれまで2度訪れたことがあります。 2014年に家族で行ったときは山王神社の近くに宿をとりました。 山王神社は爆心地から800~900メートルの高台にあり,これは朝の散歩途中で撮った鳥居。 この鳥居は一本柱鳥居と呼ば…
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Haiku in English on Sunday (415) 大杉の真下を通る帰省かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 早いもので8月というのにまだ授業は続き,東北地方は梅雨も明けないのに間もなく7日に立秋を迎えます。 一応基本的には今日が最後の夏の句ということになります。 俳句には不思議な夏の季語「帰省」があります。 実家には正月にも帰るし,お盆は秋にあたります。 でも,進学や就職で郷里を離れた子どもが初め…
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Haiku in English on Sunday (414) 注文の包丁届きトマト切る

日曜日は俳句の紹介と英訳。 今年の梅雨は長く,また局地的に大雨をもたらしたりしています。 これは1週間ほど前の仙台で,梅雨らしい空が広がっています。 でも,「梅雨晴間」という季語があるように,時として夏らしい空や雲を見せることもあります。 これは7月1日の夕暮れ。 これは3日前,23日の空。夏らしい入道…
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Haiku in English on Sunday (413) 校庭に映画はじまるまでの蝉

日曜日は俳句の紹介と英訳。 映画音楽の巨匠モリコーネ氏のことについて書いてきましたが,私は映画は総合芸術だと思っていますし,今でも娯楽の王様ではないかと思うのです。 でも,昨今のコロナ禍でその営業は厳しいものがあるのではないかと想像できます。 そんな中,密を避けるために,屋外のドライブイン・シアターが見直されているようです…
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Haiku in English on Sunday (412) 美しい数式になるみずすまし

日曜日は俳句の紹介と英訳。 前々回,数学の「xの2乗」について書きましたが,「数式」という言葉を用いた数学的な俳句もあります。 美しい数式になるみずすまし  中山 美樹 (うつくしいすうしきになるみずすまし) 中山美樹氏は1947年新潟生まれ。1990年紫の会入会。1995年「紫」新鋭賞受賞。1997年「紫」山紫賞受賞。…
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Haiku in English on Sunday (411) 飛石のごとくに蓮の浮葉かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 現在は郡市によっては感染対策の一定の基準を満たせば部活動の練習試合が可能です。 昨日は福島県との県境のある中学校に練習試合に行ってきました。 その帰り道には蓮池があります。 蓮はインド原産の多年草。仏教では極楽に咲くとされます。 中には蓮の花が咲いているところもありました。 「蓮の…
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Haiku in English on Sunday (410) 髪洗ふ静かに暮らすとはこんな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 このシリーズもお陰様で410回目を迎えますが,この時期は梅雨やアジサイの俳句に偏り気味です。 ということで,これまで扱ったことがないと思われる季語の句について書いてみます。 髪洗ふ静かに暮らすとはこんな  夏井 いつき (かみあらうしずかにくらすとはこんな) 「俳句発想法 歳時記 夏…
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Haiku in English on Sunday (409) 紫陽花のきのふの色を捨てにけり

日曜日は俳句の紹介と英訳。 今日は6月の第3日曜日で「父の日」,そして1年でいちばん昼が長い「夏至」です。さらに,最も昼が長いにちなんで,最も首が長い動物キリン について注目してほしいとキリン保全財団によって2014 年に制定された「世界キリンの日」なんだそうです。 せっかく夏至と日曜日が重なったので夏至の一句と思ったの…
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