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ポール・オースターと村上春樹 ~「嘘のような本当の話」について~

最近,新潮文庫から新刊が出たことで,アメリカの作家,ポール・オースターに興味を持ちました。 ブルックリン・フォリーズ (新潮文庫) - ポール・オースター, 柴田 元幸 現在平日は忙しく,長編はなかなか読めないので,いろいろ調べてみるとエッセイ集「トゥルー・ストーリーズ」の中の「赤いノートブック」というエッセイが名作らしい。…
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「キネマの神様」読了

読み始めはもう忘れたくらいなんですが,週末にいっきに読んで読み終えた本があります。 原田マハさんの「キネマの神様」です。 キネマの神様 (文春文庫) - 原田 マハ もちろん映画の話なんですが,何気ない話や登場人物が,最後に進むにつれて伏線が回収され,最後の大団円に向かっていきます。 まあ,ケヴィン・コスナーの「フィ…
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Haiku in English on Sunday (407) 福耳と母がいふ也更衣

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨日,村上春樹さんの新刊「村上T」を買いました。 これは村上家の段ボールに積み上がった膨大なTシャツから108枚の写真と18のエッセイが収められています。 肩の力を抜いた文章がまたとてもいいです。 村上T 僕の愛したTシャツたち - 村上春樹 6月に入り暑い日が続いています。Tシ…
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Haiku in English on Sunday (401) 山門のぺんぺん草や安養寺

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨日,一冊の本を読みました。村上春樹氏の新刊です。 猫を棄てる 父親について語るとき - 村上 春樹 書名には副題もあり「猫を棄てる 父親について語るとき」。 私が買ったものにはこんな帯がついています。 村上春樹氏が親戚を含めて家族について実名を出し,語ったことがこれまであったで…
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Scrap and Build スクラップ・アンド・ビルド

コロナ禍の臨時休校中でも,全国の学校の現場は日ごとの状況に対応して,その学校の現状に対応して勤務を続けていることでしょう。 ただ,新学期の授業をいつ始められるのか,何度も延期になって,一度決めたことが中止になることがその都度繰り返されています。 ちょっと違うけど,「スクラップ・アンド・ビルド」という言葉があります。 広辞苑では…
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Haiku in English on Sunday (400) 傘さゝぬ人のゆきゝや春の雨

日曜日は俳句の紹介と英訳。 お陰様で,このシリーズも400回目を迎えることができました。 昨日の仙台は大雨で,花散らしの雨となってしまったようです。 季語としては「春雨」はしとしと降る小糠雨のイメージ,「春の雨」は春の雨全般を指します。 「春霖」は春の長雨で,菜の花が咲くころの長雨は「菜種梅雨」で陰鬱な印象があります。 …
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絵本「なまえのないねこ」

前回,絵本の「きつねのおきゃくさま」について書きました。 きつねのおきゃくさま (創作えほん) - あまん きみこ そう言えば,絵本について書くのは今年は2回目でしたでしょうか。 1月にショーン・タンの「アライバル」という素晴らしい絵本について書きました。 アライバル - ショーン・タン, 小林 美幸 過去記事…
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きつねのおきゃくさま

不要不急の外出を控えていますが,気づくと市から借りている本の返却が1日過ぎている。 これは困ったと,日曜日に近くの図書館に本を返しに行きました。 最近,コロナ感染予防のために,長時間図書館内にいないように,テーブルで本を読んだり勉強したり,映像を見たりすることができなくなっていたのは知っていました。 ところ…
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Haiku in English on Sunday (396) ストローの向き変はりたる春の風

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨日,一昨日はとても風が強い2日間でした。 「春風」はもちろん春の季語ですが,「春風駘蕩」と言われるほど,この季語は本来,穏やかで温かい風というニュアンスがあります。 ストローの向き変はりたる春の風  髙柳 克弘 (ストローのむきかわりたるはるのかぜ) 「俳句発想法 歳時記 春」(草思社文庫…
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ボノボのカンジ 言葉を持った天才ザル

前回はゴリラのココの手話について書きましたが,今週書いてきた動物の能力の話も終わりです。 最後に書くのはアフリカ中央部に棲む霊長類ボノボ,別名ピグミーチンパンジー。 人間にもっとも近いサルとも言われます。 カンジ(Kanzi)というオスのボノボがいます。 これは,私の本棚にある本,「カンジ 言葉を持った天才ザル」…
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一文字看板をさがせ!(3) ひらがな一文字看板

今日も飯間浩明著「知っておくと役立つ街の変な日本語 」(朝日新書)から「一文字看板」の話。 知っておくと役立つ街の変な日本語 (朝日新書) - 飯間 浩明 これまでこの本の中から以下の一文字看板を紹介してきました。(屋号などはこの対象ではないようです。) 「歯」「薬」「本」,駐車場の「空」「満」,通学路の「文」,車両の…
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一文字看板をさがせ!(2) 哲学的な「空」あり

飯間浩明著「知っておくと役立つ街の変な日本語 」(朝日新書)からインスパイアされた「一文字看板」の話の続きです。 知っておくと役立つ街の変な日本語 (朝日新書) - 飯間 浩明 前回は飯間さんが見つけた歯科医の「歯」という看板について書きましたが,今日,私も一文字の「歯」を見つけました。 偶然ですが,探せばあるものです。 …
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一文字看板をさがせ!(1) 「薬」「本」

前回,マスクの俳句について書きましたが,相変わらず店からはマスクが消えています。 それにつられるように,スーパーからトイレットペーパーが消えました。 どうもこの品不足はデマから始まっているそうですが,群集心理は怖いものです。 ある薬局に言ったら,店の人が「明日も明後日も入荷しますので,並んで買わなくても大丈夫です」と呼…
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Haiku in English on Sunday (392) はるさめかなみだかあてなにじみをり

日曜日は俳句の紹介と英訳。 夜に激しい雨の音で一度目が覚めました。雪ならばそのまま眠っていることでしょうが,春らしい出来事です。 雨はいったん止みましたが,先ほどもまた降りました。 「春雨」「春の雨」は歳時記によっては艶のある季語と書いているものもありますが,その使い方によっては様々な情を表すことができる季語だと思います。 …
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「停留所」を何と読む?!

最近「東大王」というクイズ番組で難しい漢字に関する問題を楽しく見ています。現役東大生も芸能人の方々も難漢字を読んでいく姿はさすがです。 自分でもちょっと漢字を勉強しようかなと思い,こんな本を買いました。 できる大人の教養 1秒で読む漢字 (青春文庫) - 話題の達人倶楽部 この本の中で,意外なことがわかった漢字の読み方…
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Haiku in English on Sunday (390) 小田原の町まち見えて空に凧

日曜日は俳句の紹介と英訳。 立春を過ぎてから非常に寒い日が続いています。前回映画の話を書きましたが,先日,書店でこんな本を見つけ買ってしまいました。 「文藝別冊 小津安二郎 永遠の映画 増補新版」。 小津安二郎: 永遠の映画 (文藝別冊) - 河出書房新社編集部 小津監督の映画は大好きで関連する本も持っていますが,なぜこ…
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山口県周南市徳山駅周辺の地名の謎

これまで今尾恵介さんの「ゆかいな珍名踏切」(朝日新書)から文字通りの珍名踏切についていくつか書きましたが,近くの図書館から今尾さんの他の著書を借りてみました。 その中から著作「日本地図のたのしみ」にある,興味深い話。 (今では文庫本になっているようです。) 日本地図のたのしみ (ちくま文庫) - 恵介, 今尾 …
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踏切の名前の謎(4) 夕張のファッション通り踏切

先週から書いてきた踏切の名前の話ですが,キリがないし,この本のネタバレになるので,今日を最後にします。 興味を持たれた方はぜひ,2020年1月30日発刊の今尾恵介著「ゆかいな珍名踏切」(朝日新書)をご購読することをお勧めします。 ゆかいな珍名踏切 (朝日新書) - 今尾 恵介 踏切の名前には住所表示変更で消えてしまった地名…
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踏切の名前の謎(2) パーマ踏切!?

前回に続き,踏切についた名前の話です。 少なくとも私は,全ての踏切に名前がついているなんて思ってもいませんでした。 全国の駅に名前があるように,その3倍以上と言われる3万を超える踏切には名前があるのです。 そして,その名前には消えてしまった地名や,笑ってしまうようなエピソードが残されています。 それを教えてくれたのが,ラ…
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踏切の名前の謎(1) 「第1勘太踏切」の勘太って誰!?

ある踏切を通るたびに気になっていたことがあります。 その踏切の名前は「第1勘太踏切」。 勘太って誰? 通るたびに思っていました。 まさか,昔々の駅長さんの初孫の名前を踏切につけたとか(笑)? 検索してみると「第2勘太踏切」があることがわかりました。 と言うことは,駅長の初孫の名前説はないなあ。 この辺だろ…
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石巻のマンガッタン島へ(3) ショーン・タンの世界展

石巻市の石ノ森萬画館を訪れた話の最終回です。 今回,このミュージアムに行った目的はもう1つあり,それは2階企画展示室で行われている「ショーン・タンの世界展」を見ることです。 これは館内に貼ってあるポスター。 これは私が感動した絵本(グラフィック・ノベル)「アライバル」(2006年)。 作者のショーン・タン(Sha…
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flamingo, flamingo!

これはフラミンゴの集団の写真。 フラミンゴは英語でそのまま flamingo 。複数形は2種類あります。 ロングマンの辞典から。 flamingo plural flamingos or flamingoes a large pink tropical bird with very long thin legs an…
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三毛猫たけしの冒険

私にとっては年賀状をどうしようかと悩む時期となりました。 この季節に意識するものが,「来年の干支」で来年は子(ね)。 ネズミは干支の最初だし,某テーマパークの人気キャラでもありますが,現実にはあまり好かれてないような気がします。 特に船舶ではネズミは嫌われ者で,せっかく積んだ食料を食べてしまうので,昔からよくネコも船に乗せ…
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「このミス」2020年版発売!

本日,1年に1度のお楽しみ,「このミステリーがすごい!」2020年版が発売になりました。 これは2018年11月から2019年10月までに発行されたミステリー小説の中からプロのミステリー通の投票によってランキングが決まります。 このミステリーがすごい! 2020年版 結果をここに書くのはやめておきますが,10月にここで書い…
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道尾秀介著「いけない」

仕事がハードで久しぶりの更新で,短い記事です。 少し前に読んだ本ですが,道尾秀介さんの「いけない」。 いけない テレビなどでも取り上げられて,現在話題の本です。 ジャンルで言えばミステリーなんでしょうが,素晴らしいエンターテイメント。 作者の道尾秀介氏は1975年生まれの小説家。 Amazon では「騙されては,…
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旧ユーゴスラビアの遺産(4) モンテネグロ,カリンという少女

星野藍著「旧共産遺産」で紹介されている旧ユーゴスラビアの建築遺産,今日で終わりにします。 旧共産遺産 ( ) こちらが旧ユーゴスラビアの国々。 前回も書いたボスニアのサラエボは1984年,共産圏初の冬季オリンピックが開かれた場所。 これは宿泊施設で今は,兵どもが夢の跡,となっています。 こちらはモンテ…
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言わずもがな(3) 「小さい秋」ってどんな秋!?

今日も中公文庫「日本語びいき」(清水由美文,ヨシタケシンスケ絵)から。 日本語びいき (中公文庫) 作者の清水由美さんは日本語教師。日本語を母語としない人に日本語を教えています。 また,ヨシタケシンスケさんのイラストも面白い本です。 外国から来た人に,これまでの「マスオさん」「鴨川の法則」のように,辞書にはない言葉を教え…
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天狗にさらわれた少年 寅吉(10) 最終回~篤胤歌碑

仙童寅吉の話も最終回です。 「仙境異聞」の中で,寅吉は天狗の数についてこんなことを言っています。 「岩間山に十三天狗,筑波山に三十六天狗,加波山に四十八天狗,日光山には数万の天狗」 この岩間山とは現在の茨城県笠間市の愛宕山のこと。 愛宕山の山頂には愛宕神社があります。案内図に天狗! 平成13年に愛宕神社への石段…
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天狗にさらわれた少年 寅吉(9) 後日談~その後の寅吉

何事にも後日談があります。 気になるのは「仙境異聞」後の寅吉です。 まず,平田篤胤は江戸幕府の暦制度を批判し,江戸を追放され,故郷の秋田に戻り,天保14年(1843年)に亡くなります。 現在は平田篤胤は渋谷区代々木の平田神社で祀られています。 篤胤死後,塾の2代目で養子の平田銕胤は寅吉のことを問い合わせされ,…
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天狗にさらわれた少年 寅吉(7) 寅吉「太陽」を語る

さて,前回の「月」に続いて,少年寅吉が語る「太陽」です。 平田篤胤の「仙境異聞」の下巻から。 平田篤胤 「太陽はどのような成分かということを,知っているか」 寅吉 「太陽は近くに寄ろうとすると,焼けるようで寄ることができません。しかし,日眼鏡で見るとずっとよく見えるところまで上ってから見たところ,炎々たる中に,雷のよう…
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