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zoom RSS 「ことばと思考」(3) 赤ちゃんは計算ができるか?

<<   作成日時 : 2017/07/22 23:54   >>

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今日も今井むつみ著「ことばと思考」からで,数の話。
数字を知らない赤ちゃんは,数を認識できるのでしょうか? 
おもしろい実験があります。

1992年に科学雑誌「ネイチャー」に発表され話題になった研究です。
生後5カ月の赤ちゃんが足し算,引き算ができることを示したのです。

0.小さい舞台を作り,赤ちゃんに見せます。
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1.ぬいぐるみを持った手が現れ,ぬいぐるみが置かれます。
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2.ついたてが上がり,ぬいぐるみを隠します。
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3.再度ぬいぐるみを持った手が現れ,ついたての後ろに行きます。
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4.その手が何も持たずに舞台のそでから消えます。
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ここで赤ちゃんは,
舞台にぬいぐるみはいくつあると考えているか?


赤ちゃんが舞台の上に置かれているぬいぐるみを目撃したのは
最初の1個のみです。

でも,ぬいぐるみを持った手がついたての後ろに入って,
空(から)の手が戻っていったことを覚えていて,
最初のものと合わせて2個になると計算ができれば
実際に見なくても2個あるはずだと考えるはずです。

もし,赤ちゃんが数に頓着せずに,計算をしなければ
実際に目撃した1個のぬいぐるみがあると考えるでしょう。


実際はどうだったか?

次の図のように,ついたてが取り払われたとき,
ぬいぐるみが2個あれば,あかちゃんはただそれを見ます。

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ところが,次の図のように,ついたてが取り払われ,
舞台にあるぬいぐるみが1個しかないとき,
赤ちゃんは舞台を長く見つめるのです。

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赤ちゃんは自分の期待と違う出来事を見たとき,
びっくりしてじっとその出来事を見つめることがわかっています。

赤ちゃんは2個あることを期待していたので,
1個のぬいぐるみにびっくりしたのです。



また,最初に2個のぬいぐるみを見せて,1個持ち去るパターンの
実験も行ったそうです。

この時も,持ち去ったのに,まだ2個ある場合はじっと見つめ
驚いているそうです。

つまり,引き算もできるのです。

ただ,これができるのも,赤ちゃんにとっては「3」までだそうです。


赤ちゃんにクッキーが1個入った箱と,2個入った箱を見せて置くと,
赤ちゃんは,2個入った方に向かってハイハイするそうです。
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クッキー2個入りと3個入りの箱を見せ離れたところに置いておくと,
やはり3個の方にハイハイします。

でも,3個と4個では何らかの傾向はないそうです。
やはり,3までなんですね。






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コメント(2件)

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おはようございます。

 う〜ん、「数の概念」が分かるというよりも、「物の増減」という事象を認識できる、という事じゃないかな、と思います。「数の概念」は数字と不可分ですので。
あきあかね
2017/07/23 08:50
あきあかねさん
こんにちは。数字というものを知らなくても、増減というか、「あるはず」「ないはず」がわかるんでしょうかねえ。
こういう実験を思いつく人は柔軟な頭の人なんだろうなあ。

リアルET
2017/07/23 10:48

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