踏切の名前の謎(3) コンニャク屋踏切~長野の不思議な名前の踏切

前回書いた「パーマ踏切」がある長野県の飯山線には「コンニャク屋踏切」があるんだそうです。

4permkonnyaku.jpg

でも,この踏切がある飯山市大字照岡にはコンニャク屋は確認できず,どこかの民家が昔は店をやっていたのではないか,ということです。
さすがに珍名踏切全部を実地踏査するわけにはいきませんね。

また,同じ長野県内の篠ノ井線村井駅の南側には「ノコギリ屋踏切」(塩尻市大字広丘吉田)があります。

4permnokogiri2.jpg
4permnokogiri1.jpg

今尾さんによれば,これもノコギリ屋は確認できませんが,ノコギリだけで商売が成り立つ時代があったかということ。

これは今尾さんの本には載っていませんが,同じ篠ノ井線に「病室踏切」!

4permbyoshitsu1.jpg

これも近くに病院があったのかもしれませんが,さすがにこれは改名されていて,少なくとも2012年には「広丘駅南踏切」に名前を変えているようです。

ここからは勝手な想像ですが,ある日の駅長室での会話。

駅長「田中君,明日までの踏切のプレートにつける名前の提出,できているかね?」
田中君「いいえ,まだです。ここの地名に疎くて・・・」
駅長「あー,あそこにはノコギリ屋があるだろ。ノコギリ屋踏切。それにあそこには病院があるから,わかりやすく病室踏切でどうだ?」
田中君「はい。名案であります!」


なんて決まったわけでもないと思いますが,このような店や施設の名前を付けたのは,外部から来る人と言うよりは地元に住む人にわかりやすいことを優先したのではないでしょうか。

今尾さんはラジオでそもそも踏切は迷惑施設だと話していました。ということは地域住人には親しみがあったほうがいい
まあ,踏切の名前にこだわる人も少ないと思いますが。

最後に長野県の大糸線の海ノ口駅の南側には,こんな踏切があります。

4permits2.jpg

いっつ踏切! It's FUMIKIRI!?

英語? 「ここはフミキリです」?

かと思ったら,これは単に地名だそうです。(長野県大町市平一津)

4permits1.jpg

でも,「一津踏切」を画像検索すると,たくさんアップされています。しかもアニメ画像も。
どうも,この一津踏切は私は存じ上げないんですが「おねがいツインズ」というアニメなどの舞台として出てきて,聖地巡礼をする人が多いようです。

4its.jpg


ちなみに「踏切」は英語で railroad crossing が一般的です。






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 9

面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

2020年02月01日 09:08
おはようございます。

 いや~、踏切って面白いですね。
 特に、『基本、踏切は迷惑施設だ』という視点、大変興味深く拝見しました。
 そもそも鉄道は、人々や物資を遠くへ短時間で運んでくれる、という利便性がありながら、鉄路を敷かれた地域民にとっては、自分たちの地域共同身体を分断した物でもあるわけです。それが具現化したものが踏切なんでしょうね。

 あっと、「ノコギリ屋踏切」が在る辺りですが、林業か製材業が盛んな地域ではありませんか?
 林業や製材業では、特殊なのこぎりを大量に消費します。これらが盛んな地域には「鋸鍛冶」や「(鋸の)目立屋」が在ることが多いです。そのいずれかが「ノコギリ屋」と呼ばれたのではないでしょうか。
2020年02月02日 06:59
あきあかねさん
おはようございます。
以前,創作地図の話を書いたときにもあった話ですが,都会にとっては昔は鉄道自体が迷惑施設だったようで,さらに踏切もそうなのでしょう。
なるほど「ノコギリ屋」自体が屋号のようなものかもしれませんね。屋号が正式な店の名前や苗字よりも親しまれるのはよくあることです。
私の実家あたりでもお互いを苗字では言わずに屋号で呼んでいましたが,今はどうなんでしょう。