宮城の方言「きしゃず」?

先日,給食に「卯の花炒り」が出ました。
食べ物としての「卯の花」は本来「おから」と呼ばれます

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でも,「から」は「からっぽ」の「から」に通じるとして忌避され,色が白いことから「卯の花」とよく言い換えされます

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給食では給食センターからのメニューにまつわる一口メモが来て,放送で流れるんですが,その中で,こんな豆知識が読まれました。

卯の花(おから)は包丁で切らずに食べられるところから「きらず」とも呼ばれています。

私はこの「きらず」という言い方を知らなかったのですが,このときに,記憶の糸がつながりました。

そう言えば,子どもの頃,祖母が「おから」のことを「きしゃず」と言っていた!
「きしゃず」とは「きらず」のことだったのか!

私は今は亡くなった祖母以外で「きしゃず」と言う人を知らないのですが,やっと祖母が言っていた「きしゃず」の謎が解けました。


「おから」は特に関東では「卯の花」と呼ばれ,関西や東北では「きらず」とも呼ばれ「雪花菜」の字をあてるようです。
広辞苑を見てみましょう。

きら‐ず【切らず・雪花菜】
(料理をするのに切る必要がないとの意。豆腐殻(から)が空(から)と通ずるのを嫌って言いかえる語という)
豆腐のしぼりかす。おから。うのはな。



宮城の方言を扱っているHPにもしっかり「きしゃず」が載っていました。

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祖母のことを思い出しました。
でも,このような方言もやがては誰も使わなくなるのでしょうか。
(写真はWikipediaより)








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この記事へのコメント

2020年02月29日 21:00
こんばんは!
亡き父母もきらず・・といっていました。
みなとも、きらずと言ったらおからの事は、
小さい時から学習していました。きしゃずは、初めて知りました、
母は、東北出身ですから 多分母が使っていたのかも
それを父が使ったのか。。
父の父母は、青森県です。
2020年03月01日 08:33
みなとさん
おはようございます。
「きらず」が訛ったものが宮城方言の「きしゃず」と考えます。実際祖母は「ちしゃず」のように発音していました。恥ずかしながら私は「きらず」という別名すら知らなかったので,今回の記事を書くことにになりました。北海道でも「きらず」は使うんですね。貴重な情報ありがとうございます!
2020年03月01日 09:11
おはようございます。

 福島生まれ、福島育ちの私の祖母も、「きしゃず」と言っていました。最初の「き」の音が「ち」に近くなるのも同様です。
 母は、私の子供の頃は「おから」と言っていたように記憶しているのですが、近年は「卯の花」をよく使っていますね。
 家庭料理定番の「おから」ですが、本来の名称は「おから炒り」あるいは「炒りおから」ですね。「炒り煮」にしますので。
 おからを使った料理は他にも、「卯の花和え」とか、「卯の花寿司」とか、沢山ありますね。
2020年03月03日 00:31
あきあかねさん
「きしゃず」「ちしゃず」と祖母以外にも使っていたとは安心しました(笑)。でも私も含めて,その後の世代はあまり使っていないような気がします。それにあまり最近の人は食べないんじゃないでしょうか。まあかろうじて給食で出ますが。