数字が3つ入った四字熟語

前回,五風十雨という数字の「五」と「十」が入った四字熟語について書きました。
他にも数字が入った四字熟語ってけっこうあります。

鳥」とか倒」とか数字が2つ入るものはけっこうありますが,数字が3つ入った四字熟語があると,あるラジオで聞きました。

何か思い浮かぶものありますか?

ラジオで紹介していたのは,この2つ。

三三九(三々九度)

三つ組の杯を用い,一つの杯で三度ずつ酒をすすめることです。
結婚式などにこの習慣が残っています。

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もう1つが・・・

八九 (振り仮名は,「じっちゅうはっく」。)

10の内,8か9というのですから,かなりの確率です。
後ろに肯定的なことが来てもいいし,否定文でもOK。

今のところ「十」がいちばん大きい数字ですが,他に数字が3つ入った四字熟語はないのかと言うと,もう少しありそうです。
調べてみましょう。語義は広辞苑から。

九十九
つづら‐おり【葛折】
(ツヅラフジの蔓のように折れ曲がっている意。「九十九折」とも書く)
①幾重にも曲がりくねった坂路。羊腸。
②馬術で、馬が横歩みするとき乗手が逆らわずに馬のするままにさせること。

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百二十
ひゃくにじゅう‐り【百二十里】
(品川から京都までが百二十余里あるところから)東海道の称。「百三十里」とも。

東海道は実際120~130里ほどあったようです。
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八百八
はっぴゃくや‐ちょう【八百八町】
江戸の町数の多いことにいう。

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千五百
ちいほ‐あき【千五百秋】
限りない年月。

大辞泉では「ちいおあき」と読ませています。
いずれにしても「千五百」は非常に大きい数を言います。

千五百秋に―よみがえれ富山の農 - 北日本新聞社
千五百秋に―よみがえれ富山の農 - 北日本新聞社

三千
いちねん‐さんぜん【一念三千】
〔仏〕人の日常心(一念)に宇宙存在のすべてのあり方(三千)が含まれるとする教え。天台宗の究極的真理とされる。

一念三千とは何か―『摩訶止観』(正修止観章)現代語訳 (レグルス文庫 (204)) - 菅野 博史
一念三千とは何か―『摩訶止観』(正修止観章)現代語訳 (レグルス文庫 (204)) - 菅野 博史


99 → 120 → 808 → 1500 → 3000 と来ました。

最後は数字が小さくなるんですが,1と5と1で・・・

一五一 (いちごいちえ)
「一期一会」とは異なります。
広辞苑には載っていないんですが,沖縄県出身のバンドBEGINとヤイリギターが「三線とギターのチャンプルー」として考案・共同開発した、創作楽器です。
大正琴以来約90年ぶりに日本で生まれた「和楽器」とされています。

一五一会(いちごいちえ)弾き方DVD <2枚組> (世界一簡単!! 楽しく弾き語りができる楽器) - BEGIN
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最後におまけで,数字が4つ入った四字熟語です。
つまり,数字だけでできた四字熟語。

三三五五 (三々五々)
さんさん‐ごご【三三五五】
3人また5人ぐらいずつ続いて道を行くさま。人や家などが、ここかしこに散在するさま。ちらほら。


万万千千 (ばんばんせんせん)
これは広辞苑には載っていないのですが・・・
数がこの上なく多いことのたとえ。


広辞苑には載っていないのに,「万万千千」は漢検4級レベル(中学校在学レベル)の四字熟語なんだそうです。





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この記事へのコメント

2020年05月07日 09:11
おはようございます。

 九十九折の意味は、これ広辞苑ですか?
 「ツヅラフジの蔓のように折れ曲がっている意」としていますが、ちょっとニュアンスが違うように思います。
 古語の「つ」は、「存在」、「そのように”ある”」と言った意味で、be動詞と似た役割です。「つづ」と重ねた時は、物や存在が重なったり連続している状態を表します。「ら」は、この語の前の物が複数であることを表します。「等」や「連」の漢字を充てる事が出来ます。
 と、いう事ですので、「つづら」は「物、物事が連続して居る様」あるいは「物や物事がたくさん重なっている様」を意味します。
 なので、「つづら折」は、「カーブ、曲がり角が連続している様子」というのが正しい意味だと思います。
2020年05月07日 21:47
あきあかねさん
こんばんは。
広辞苑が示している「ツヅラフジの蔓のように折れ曲がっている意」は原義ですが,広辞苑が示すものが必ず正しいかはわかりません。以前,何かの記事で広辞苑を引用したらひどい目にあった,というようなコメントをいただいたことがあります。
「つづら」は植物の名前ですが,「つづら」ではなく「つづら折り」の語源にはいくつかの説があるようです。
・広辞苑のように,ツヅラフジのつるが複雑に曲がりくねっていることにたとえたもの
・熊野古道の一つであるツヅラト峠越えの古道に折り返しのカーブが多かったことから
・鼓の皮を止める糸が鋭角な切り返しで右左となっている様子に似ていることから
など。
個人的にはつづら籠の波型模様から来ているのかななんて思っていました。